オーシャンソリューションテクノロジー株式会社経営企画室の檀可笑さん(入社4年目)の岡田沙希さん(入社4カ月)に、水上陽介代表がどのように社内の雰囲気を作っているか尋ねてみました。
ーーお二人はどのような仕事を担当していますか?
檀さん:水上代表のスケジュール管理やメディア関連のやり取り、資料作りなどを岡田さんと一緒に担当しています。
ーー水上代表は出張が多いんでしょうか?
檀さん:かなり多いほうだと思います。企業や製品の認知度をもっと上げるために、イベントやセミナー、講演会、コンテストに出ることも多いです。全国各地を飛び回っています。
ーーメディアへの出演も多いとお聞きしました。
檀さん:スマート水産や水産DXという文脈でテレビや新聞、雑誌に出ています。地方のメディアだけでなく、全国ネットのテレビ番組にも出ることもあります。
檀さんと岡田さんのおふたりに入社のきっかけをうかがいました。
ーー入社したきっかけをお聞かせください。
檀さん:私は弊社の創業時より在籍している社員から、2カ月間の短期のパートに誘われました。しかし、行くと返事はしたものの当時在籍していた会社をすぐに退職できず、入社したのは半年後のことでした。もちろん行う予定だった業務はすでに終わっており、庶務を担当するようになりました。あるとき、水上代表に正社員のお話をいただき、現在に至ります。
岡田さん:入社前は1年ぐらい別の会社でパートで働いていました。その前はずっと正社員として働いていたので、そろそろ安定した職を見つけたいと思ったときに弊社のホームページを見る機会があり応募しました。
最初はIT?テクノロジー?といった感じでよく分からない会社だと思ったのですが、応募資格の中に「旅行会社への勤務経験」というものがあり、私に当てはまっていたので、せっかくなら安定した職につくだけでなく、新しいことに挑戦したいと思い応募しました。
ーー水上代表の第一印象はいかがでしたか?
檀さん:見た目はちょっとチャラい人だなと……(笑)私が持っていた社長のイメージは「落ち着いている年配の方」だったので、若いしあまり社長っぽくないなというのが第一印象です。
岡田さん:入社にあたっての面接をオンラインで行っていただきました。ホームページの写真を見ると誠実でクールな印象を受けましたが、面接ではととても楽しく話すことができて、いい意味でギャップがありました。
入社時期も年齢も異なるおふたりに水上代表について聞きました。
ーーおふたりから見て、水上代表はどんな存在ですか?
檀さん:すごくパワフルな方です。水産業全体を見るときに、漁師さんの意見ばかりではなく、自治体や漁協の意見とも意見交換をしながら、ここはこうした方がいいよねというのを、製品にきちんと反映しています。人を巻き込む力をものすごくお持ちの方だと感じています。
同じように、従業員の話もちゃんと聞いてくれます。社長だからといって偉そうにすることなく、人を楽しませるのがすごく好きな方です。
岡田さん:良い意味で距離が近いのでプライベートのことを相談しやすいです。
ーー水上代表をどう呼んでいますか?
岡田さん:みんな「社長」ですね。
檀さん:代表は私たちのことを結構ニックネームで呼んでいます。
水上代表は社員をニックネームで呼ぶそうです。詳しくお聞きしました。
ーーちなみにおふたりはどう呼ばれているんですか?
檀さん:名字の頭文字をとって「D」って呼ばれています。
岡田さん:私は下の名前にちゃん付けが多いです。名前が岡田沙希なので「沙希ちゃん」です。
麻宮サキって分かりますか?(編注:漫画『スケバン刑事』の主人公)入社した当初は麻宮さんって言われていましたが、世代的によく理解できていませんでした(笑)
檀さん:突然他の呼び方をされるときもあります。新しいニックネームで呼ばれたとき、初めは自分のことだか分かりませんが、代表との付き合いが長くなってくると新しい呼び名でも自分のことだ、とすぐに分かるようになります(笑)本当に頭の回転が早い方だと思います。
ーー他の社員の方も同じようにニックネームで呼ばれるんですか?
檀さん:そうですね。ダムの近くに住んでいるから「ダムの番人」と呼ばれている社員もいます。
ーーすごくコミュニケーションを取りやすい代表ですね。
檀さん:従業員にすごく関心を持ってくれて、何かあったの?どうしたの?と積極的に声をかけてくれます。
水上代表と社員たちとで作る会社の雰囲気について尋ねてみました。
ーー社内の雰囲気はどうですか?
檀さん:私が入社したときから社員全員の距離感も近くて楽しく、良い雰囲気でした。今も変わらないのは、代表がそういった雰囲気作りをしているからだと思います。
岡田さん:働きやすいですね。割と人間関係がきっかけで転職を繰り返してきたので、入社したときもそれが一番不安だったんですが、全く心配する必要がありませんでした。
おふたりの話を踏まえて、水上代表に社内の雰囲気づくりについてたずねました。
ーー社員の方によると、代表との距離が近くて働きやすいということでした。社員の方と接するにあたって心がけていることはありますか?
水上代表:代表である私も、そして管理職も、新入社員との距離を近く保つことに努め、それによって企業風土を築いています。
部長や課長といったものはあくまで役職でしかなく、同じ事業を推進していく仲間であるという認識のもとに、チームワークを大切にしています。
その目標に向けて、社員とは適切な距離感を保ち、壁を作らないように私も管理職も心がけています。
ーー社員の方に呼びかけるときにニックネームを使っているという話をうかがいました。自分の中でうまくつけたなと思うニックネームを教えてください。
水上代表:魚肉ソーセージが好きな社員を「ギョニソ」と呼んでいました。
「ギョニソ」と呼びかけても最初は気づかずにパソコンに向かっていたので、近くまで行って呼んだら、私のことですか?という感じでした。
あとは、昔呼ばれていたんだろうなと思い、斎藤さんのことを「サイトゥ」と呼んでいます。
ーーあまりひねらないのがポイントなんですね。
水上代表:あまりひねりすぎると伝わらないっていうのが最近よくわかってきたので。ただ「ギョニソ」だけはちょっと振り切れた感じですね。
ーーコミュニケーションの一環としての「ニックネーム呼び」でしょうか?
水上代表:ニックネームで呼んだ方が、新入社員もみんなの輪の中に入りやすいでしょうから、孤立させずに輪の中に入れていく、ということを常に意識しています。
ーーありがとうございました!
取材後記:チームワークを重視しているオーシャンソリューションテクノロジー社様。水上代表が社員を「ニックネーム」で呼び、お互いの距離を近く保ちながら企業風土を作っていく、という話が印象的でした。集合写真もみんな笑顔で、社内の雰囲気の良さが伝わってきます。
インタビューの最後に、編集部員もニックネームをつけてもらえばよかった、と少し後悔しているところです。次回おうかがいした際には素敵なニックネームをつけていただき、オーシャンソリューションテクノロジー社様の輪の中に入れてもらいたいです。
お忙しい中お時間をいただき、ありがとうございました!
オーシャンソリューションテクノロジー株式会社
https://www.ocean5.co.jp/
この記事を書いた人
成重敏夫
北九州市を拠点に活動するライター・Web編集者。 企業取材、スポーツ取材など幅広く対応しています。
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